text by 高橋公子 photo by TEPPEI

デビューからもうすぐ2年経つのか……dscの2回目のワンマンライヴ、遂に渋谷ON AIR EASTである。ここまできたか(涙)、と親戚のおばちゃん状態。
が、しかし。ライヴ前の彼らは相変わらず憎たらしい態度なので撤回。「ちゃんと見たまま書けよ、コラァ!」と石川に念を押されている上、嘘をつけないタチのなので感じたことを書くしかない。
で、先に結論を書いてしまって申し訳ないのだが、この日のライヴは今まで見てきた中でベスト1だった。1曲目の『蒼天』が始まった瞬間の、地響きのように深くうねるベースの低音、脳天に直下させながらトリップさせてしまうギター、どしっと土台を支えつつガンガン前に出てくるドラム。強烈な個性を持つ個々のアンサンブルが、この4人でしか成しえないバンドの音として確固たるものになっていた。
ライヴでは初っ端から『この世の終り』、『CALL ME STUPID』、『Flower's high』と飛ばしていき、後半にもってくる曲じゃないんか、おい!? と裏切られ、会場内はラストを迎えたような暴れっぷり。 そうだった、dscには予定調和なんてもんはないんだったと痛感。
フロントで挑発しまくる有原の存在感が増し、やけに大きく見える。彼は調子に乗れば乗るほど、多くの人に注目をされればされるほど、力を発揮するヤツだ。なのでMCも健在(笑)。ゲストで迎えた百田留衣(ex.GIRAFFE)とも絶妙な掛け合いを見せる。
絶妙なのはもちろんMCだけじゃなく『強く咲き誇れ』や、『あさ』のコラボレイトもしっかりと胸に突き刺してくれた。9曲目の『distance』のイントロを聴いた瞬間に鳥肌が立ち、それを合図に後半は覚醒したかのように凄まじいグルーヴを出し、破壊力もどんどん増していった。本当にぶっ飛んだ。次はこの状態を前半から見てみたい。
dscはこれからもどんどん変化していくだろうし、まだまだ進化を遂げるはずだ。バンドが強力になる分、有原もさらにそれ以上のヴォーカルで返さないとね(ニヤリ)。
アンコールラストで、共に進む観客たちとの『Beautiful my way』での大合唱の中で見せた有原の涙。「死ぬまでここに立つ」という決意表明をここにいた全ての人は焼き付けたと思う。彼らはこれからも存在意義を掲げ、立ち止まらず、この混沌としたシーンを突き進む。
まだまだ続くその先はNO FUTUREかKNOW FUTUREか?
でも大丈夫、dscを信じてOK、そう思えるライヴだった。

SET LIST
01-蒼天/02-この世の終り/03-CALL ME STUPID/04-flower's high/05-cannon6/06-New age's new song/07-強く咲き誇れ/08-あさ/09-distance/10-And I Thought/11-same age's coin/12-新曲/13-ヒトツボシ/14-Perfect King/15-明日の街
アンコール  
01-診断/02-beautiful my way
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